2018年中小企業診断士 1次試験 経営情報システム 第1問をわかりやすく解説
2019年2月15日 2019年5月2日

一次試験対策として、過去問をベースに解説と難易度判定を書きたいと思います。
尚、難易度については私の所見であり、診断士協会の公式な評価等ではありません。
それではいってみましょう。
【問題】
パーソナルコンピュータ(PC)の利用においては、業務内容に応じてハードディ スクドライブ(HDD)などのさまざまな種類の周辺機器をPC 本体に接続すること がある。周辺機器を接続するインタフェースに関する記述として、最も適切なもの はどれか。
ア e-SATA は、PC 本体の電源を切らずに外付けHDD の接続が可能なシリアルインタフェースである。
イ SCSI は、外付けHDD、モデムやマウスの接続が可能なシリアルインタフェースである。
ウ USB は、PC 本体の電源を切らずに外付けHDD の接続が可能なパラレルインタフェースである。
エ シリアルATA は、外付けHDD、モデムやマウスの接続が可能なインタフェースである。
【正解】
ア
出典:一般社団法人 中小企業診断士協会ホームページ 試験問題ページより
【解説】
<所見>
用語知識の問題。
覚えているかどうかの単純な問題なので、確実に正答したい。
<難易度>
C(易しい)
<用語の解説>
・e-SATA
external SATA(エクスターナル シリアルATA)の略
シリアルATAは後の解説を見て下さい。
e-SATAは外部接続用に改善されたシリアルATA規格です。
正解。
・SCSI
Small Computer System Interface の略
これでSCSI=スカジーと読みます。・・・読めないですよね。
HDD、テープ装置、プリンタなどとの接続を行うための規格で、ゴツいケーブルです。
最近ほとんど目にする事がないので、若い方はイメージが湧きづらいですかね。
モデムやマウスを接続する規格ではないのですし、SCSIはパラレルインターフェイスで、
シリアル化したものがSASなので、誤り。
・USB
Universal Serial Bus(ユニバーサル シリアル バス)の略
三又に分かれたアイコンが特徴的で、最もよく目に触れるものではないでしょうか。
Type-A,Type-B,Type-C,ミニ、マイクロなど接続端子の形で複数の規格があります。
スマフォの充電ケーブルにも利用されているので、見慣れていると思いますが、
規格が違うと接続できないので、イラっとしますね。
名前の通り、シリアルインターフェイスですので、誤り。
・シリアルATA
一般的な用語解説には、パソコンとハードディスクを接続する・・・と書かれているが、
パソコン内部でマザーボードとハードディスクを接続するために利用され、
パソコンの内部ケーブルとしても使われています。
データ転送をするための規格なので、モデムやマウスを接続する規格ではないので、誤り。
類似用語でパラレルATAがIDEという規格になります。
因みに、システムのデータ転送でパラレルとシリアルがあります。イメージ的にパラレルの方が早い感じを受けますが、規格としてパラレル転送の改善版として、シリアル転送が出てきた流れですので、
速度はシリアルの方が早いです。
今日はここまで!