2018年中小企業診断士 1次試験 経営情報システム 第8問をわかりやすく解説

一次試験対策として、過去問をベースに解説と難易度判定を書きたいと思います。
尚、難易度については私の所見であり、診断士協会の公式な評価等ではありません。
それでは、8問目いってみましょう。

【問題】
ある中小企業では、売上記録のリレーショナルデータベース化を検討している。
次の表を第3正規形まで正規化を行った場合、いくつの表に分割されるか。
最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア 3
イ 4
ウ 5
エ 6

【正解】

出典:一般社団法人 中小企業診断士協会ホームページ 試験問題ページより

【解説】
<所見>
データベース設計の基本知識を問う問題。第3正規形までの正規化は現場でも標準的に行う行為です。
システム関係の仕事以外の方は正規化を理解する所から始まるため、ちょっと難しいかも知れません。
ただし、情報処理試験ほど複雑な問題は出ないと予想されるため、本問レベルであれば正答して得点源としたいです。

<難易度>
B(ちょっと易しい)

<解説>
今回の正規化後のテーブルは以下の様になります。名前は問題に関係ないので、適当につけています。

※2/25 正規化後のマスタテーブルを間違えていたので、訂正しました。

読んで頂いた方にあ大変申し訳ありませんでした。

<<受注テーブル>>

<<得意先マスタ>>

<<商品マスタ>>

・正規化とは 

データベースにおける正規化は第1正規から第5正規まで存在します。正規化とはテーブル内のキーデータの重複を排除する行為の事で、第3正規化まで行うのが一般的です。
というのは、第3正規化した状態がテーブルにおけるデータの重複がなくなった状態だからです。

・正規化とは
データベースにおける正規化は第1正規から第5正規まで存在します。正規化とはテーブル内のキーデータの重複を排除する行為の事で、第3正規化まで行うのが一般的です。
というのは、第3正規化した状態がテーブルにおけるキーデータの重複がなくなった状態だからです。

・主キーとは

キーデータ(システム用語では主キーといいます)は今回でいうと、注文番号、得意先コード、商品コードがそれに当たります。
主キーの見分け方として、例えば今回のデータを見ると注文番号が分れば、その注文内容に関係する他のデータが分かる様になっています。この項目が分れば後のデータが分るよ!という項目を主キーと言います。
※今回は注文番号のみで分る様になっていますが、毎日、注文番号を1からふり直すといったシステムもあったりします。その場合は日付(年月日)と注文番号の2つが主キーとなり、この場合複合キーという事になります。

・外部キーとは

自分と他のテーブルと関係(リレーション)を取るために、自分以外のテーブルの主キー項目を主キー以外として含めた項目のことを言います。

文章だけだと?という感じですかね。今回だと受注テーブルに含まれる得意先コード、商品コードがこれに当たります。

・なぜ正規化するのか?

一言でいうと、「メンテナンス性を考えて」という事になります。
どういう事かというと、本問でいうと、例えば得意先の名前が変わったとか、商品名が変更になった、ということが業務上発生したとします。
その場合、正規化した状態であれば、「得意先マスタ」「商品マスタ」といったテーブルの該当する1項目のみを修正すれば、受注テーブルにもその内容が反映できます。
更には、システムには他にも多数のテーブルが存在し、得意先マスタや商品マスタを使っている(参照といいます)場合が多いです。
その時、正規化されておらず各テーブルにデータを保持している全ての対象項目を修正するとなると、大変な作業になります。考えただけでもイヤになります。

というわけで、データベースのテーブルは正規化するのが一般的で、データを取得する際に結合して皆さんが見慣れている表形式のデータに戻す、という処理を取ります。

システムの見えない部分では、こういった手間なことが行われているんですね。

因みに、同じ年度のSQL問題「第4問」は正規化された状態です。見直しておきましょうね。

今日はここまで!


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