2018年中小企業診断士 1次試験 経営情報システム 第24問をわかりやすく解説

一次試験対策として、過去問をベースに解説と難易度判定を書きたいと思います。
尚、難易度については私の所見であり、診断士協会の公式な評価等ではありません。
それでは、24問目いってみましょう。

【問題】
情報システムに対するコンティンジェンシープランに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 災害などにより情報システムの運用が困難になることを想定して行う、情報システム部門に対する教育・訓練計画である。
イ 情報システムに障害が起きて損失が発生した後に、直ちに作成される、被害の調査と復旧のための計画である。
ウ 情報システムに障害が発生しても業務を中断することなく処理を継続できるために行う、フォールトトレラント・システムの構築計画である。
エ 情報システムに不測の事態が発生することを想定し、事前に対応策や手順などを定める緊急時対応計画である。

【正解】


出典:一般社団法人 中小企業診断士協会ホームページ 試験問題ページより

【解説】
<所見>
事業の継続性を考える上で重要なコンティンジェンシープランに関する問題です。プロジェクトマネジメントとしては、基本的な用語ですが、情報システム全般のコンティンジェンシープランについては、ちょっと戸惑った方も多かったのではないでしょうか。ただ、考え方は基本的に同じです。

<難易度>
B(ちょっと難しい)

<解説>

コンティンジェンシーとは、偶然の出来事の事。
その計画という事で、「偶然の出来事への計画」ということになります。
偶然のできごとを計画するってどういうことでしょうね(笑)

情報システムについての偶然のできごととは、
偶然のできごと=何かは分からないけど、システムが利用できなくなる状況
と考えましょう。

原因は分かりません。自社内の問題かも知れませんし、災害や大規模なネットワーク障害、停電などかもしれません。

何かは分からないが、システムが利用できなくなることを前提に、「そうなったらどうするの?」という対策を予め考えておきましょうということです。

選択肢エの「緊急時対応計画」がズバリの訳ですので、正解はエ以外ありません。

他の選択肢の誤りは、

アにある様な情報システム部門のみが考える事ではありません。
イの様に、発生した後に作成される様な計画ではありません。
ウはシステム設計上の問題であり、コンティンジェンシープランとは無関係です。

類似の考え方にBCPと呼ばれるものがあります。こちらは名前の通り、どうやって事業を継続させるか?に主眼を置いて考える事前計画という意味で似ていますが、ちょっと異なります。

今日はここまで!

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