超初学者向け キャッシュフロー計算

こんにちは。pineです。

今回は財務初学者向けの第2弾。

キャッシュフロー計算です。

2次試験でも頻出問題でもあるキャッシュフロー計算。

中でも初学者を困らせるのが、間接法によるキャッシュフロー計算による

営業キャッシュフローの問題でしょう。

特に独学者は教科書・参考書だけだと「?」となるのではないでしょうか。

今回はこれでキャッシュフロー計算が得意になる!という方法をお伝えしようと思います。

まずは、こちらから。

項目(一般的な)符号
売上高
 売上原価
売上総利益
 販売費及び一般管理費
営業利益+or-
 営業外収益
 営業外費用
経常利益+or-
 特別利益
 特別損失
税引前当期純利益+or-
 法人税等
当期純利益+or-

上記は、一般的な損益計算書の表したものです。

もうひとつ。

項目(一般的な)符号
営業活動によるキャッシュフロー
 税引前当期純利益+or-
 減価償却費
 貸倒引当金の増加額
 営業外収益の戻し入れ
 営業外費用の戻し入れ
 仕入債務の増加額(減少額)+(-)
 売上債権の増加額(減少額)―(+)
 棚卸資産の増加額(減少額)―(+)
 特別利益の戻し入れ
 特別損失の戻し入れ
小計
 営業外収益
 営業外費用
 特別利益
 特別損失
 法人税等の支払い
営業キャッシュフロー

上記は、間接キャッシュフローの計算方法を示したものです。

※全ての項目が載っている訳ではありません。

さて、この表から分かりにくさの原因が何か見えてきましたか。

分かりにくさの原因その1 損益計算書上との符号が一致しない

損益計算書上で減算項目となる営業費用や減価償却費が加算項目となって現れること。

最初に見たときに「なぜ?」と思いませんでしたか?

これには理由が2つあります。

1つ目は、実際にキャッシュアウト(イン)していない費用の補正

代表例が減価償却費となります。

減価償却費とは大型の固定資産を購入した際に、

「その効果が得られる期間に応じて費用を分割して計上していいよ」

という会計上の考え方です。

どういうことかというと、3000万円で購入した機械が10年で減価償却され残存簿価が0円になる時

毎年の減価償却費は300万円となり、10年間毎年、費用として扱ってよいことになります。

しかし、3000万円の機械は購入しているので、

購入時点で3000万円分の現金はキャッシュアウトしています。

という事は、費用として損益計算書上で減算している減価償却費は

現金としては実際は毎年支払っていないという事です。

この差を修正するために、キャッシュフローを求める時は減算した減価償却費を加算して補正します。

貸倒引当金も同じ理由で加算されています。

特別損失や特別利益も実際のキャッシュの動きと差がでる項目です。(固定資産売却益(損)など)

その他、実態経営として重要なのは棚卸資産。いわゆる在庫です。

在庫が増えることの調節的な経営リスクは、その在庫を作ったり、仕入れた時に支払った費用(お金)が

回収できていないことです。

これが悪くなりすぎると、手元現金がどんどん減少し、取引先への支払いや従業員給与の支払いに

のために借入が必要になるなど、いわゆる資金繰りが大変な状態となってしまいます。


2つ目は、計上費用とキャッシュアウトの時間差

営業外費用、債権・債務の増減がこれに当たります。

例えば、仕入れ債務が増加するということは、未だお金を払っていない仕入が増加したという事なので、

これだけ聞くとあまりうれしいことではない様におもえますね。

しかし、キャッシュフローの視点で見ると(まだ)キャッシュアウトしていないので、

増加分は手元現金の増加という事実になります。

売上債権の増加はその逆ですね。

一度損益計算書上で減算した営業外費用を加算して、また減算する流れは一見無駄に見えますが、

計上している費用と実際に期末時点で支払っている現金は必ずしも一致するとは限りません。

この会計処理上の費用処理と現実世界のキャッシュの動きに差が生まれることが、

キャッシュフロー計算をわかりにくくする原因であり、キャッシュフローを計算する理由でもあるんですね。

いかがだったでしょうか。

キャッシュフローは損益計算書で見える利益以上に会社経営としては生命線と言える数字です。

支払いに必要な時期や金額、投資などの必要な資金の準備など、資金ショートが起きない様に

通常は、短期、中期、長期の資金繰り表を作成するのが一般的です。

そのくらい大切な現金管理なので、試験でも頻繁に取り上げられるんですね。

中小企業は資金繰りに余裕がないことが多いです。

診断士としてはしっかりと押さえて、サポートすべき所ですね。

今日はここまで


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA