2017年中小企業診断士 1次試験 経営情報システム 第2問をわかりやすく解説

一次試験対策として、過去問をベースに解説と難易度判定を書きたいと思います。
尚、難易度については私の所見であり、診断士協会の公式な評価等ではありません。
それでは、2017年2問目いってみましょう。

【問題】
業務にPCを導入しようとするとき、処理速度を検討する必要がある。
PC の処理速度は多くの要因によって変化し、その評価尺度もさまざまである。
PC の処理速度や評価尺度に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕
ア 実際に使用するアプリケーションの処理内容を想定し、それらに特有な命令を組み合わせた命令ミックスを用いて性能評価することをMIPSと呼ぶ。
イ 数値演算を行う場合、同じ数値を整数として演算する場合に比べ小数点付き数値として演算する方が処理が遅いのは、浮動小数点を用いる仕組みを使用しているためである。
ウ 整数演算の命令を実行させ、秒間に実行できた命令数を表す指標がFLOPSで、この逆数が平均命令実行時間である。
エ 単位時間当たりの命令実行数はCPUのクロック周波数の逆数で表される。この値が大きく、またCPI(Cycles Per Instruction)の値も大きいほど高速にプログラムが実行できる。

【正解】

出典:一般社団法人 中小企業診断士協会ホームページ 試験問題ページより

【解説】
<所見>
一応、情報処理の基本知識として扱われる範囲ですので、難易度は普通としましたが、他業界の方にとっては「?」の内容が多いかなという感じです。
これを知っていないと経営情報をコンサルする際に困るかというと微妙ですので、Aでも良いくらいです。こういったハードウェア性能の指標があるんだという事は知っておいて頂きたいですけどね。

<難易度>
B(普通)

<解説>

MIPS ・・・ million instructions per second の略。文字通り、1秒間に何百万回の命令が実行できるか、という性能指標です。
この指標はアプリケーションの処理内容を想定して評価されるものではありませんので、誤り。


PC内では整数でない数値は、浮動小数点といわれる仕組みで扱われ、符号、仮数(数字)、指数(小数点の位置)で表します。
整数値であれば、上記の様な余計な処理をしないで済むので、一般的には小数点付きの計算の方が遅いです。正解。


FLOPS ・・・ FLoating point number Operations Per Second の略。1秒間に浮動小数点の演算が何回実行できるか、という性能指標です。
整数演算の命令を・・・から始まっているので、すぐ間違いと判断できます。


クロック周波数の逆数は、クロック周期といい、クロック信号の繰り返し周期一回分にかかる時間の長さのことです。
単位時間当たりの命令実行数はクロック周波数そのものです。(正確には1秒間に「発振(電気信号の発生)」する回数という定義です。)

苦手な方は、頻出用語だけは抑えて他に時間を割きましょう。出題されても1問でしょう。

今日はここまで!

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